中小企業にとって一番不足をしているのは、人材です。仕事の醍醐味とかやりがいということでは、中小企業は大変充実をしている一方で、やはり大企業で働きたいという求職者がとても多いので、いわゆる優秀な人材は大企業の行ってしまいがちです。中小企業が大企業に太刀打ちが出来ないのは、やはり資金の問題。人材を確保したくても、日々の会社を運営していくことが最も優先事項ということもあり、結果として人材確保がお座なりになってしまっているというのが現状だと思います。

そんな中小企業の悩みの解決するためには、資金を融資してもらうということになるのですが、融資してもらった資金は、営業活動などで返済をしていかなければ行けないですから、そうしますと、資金的な問題に中小企業は悩まざるをえないというのが現状と言うことが出来ます。

中小企業におすすめの助成金

そこで、それらの問題を解決するためには、助成金を利用することです。助成金であれば、条件さえ適合をしていれば、国から支給され、そのお金を返済する必要がありませんので、体力のない中小企業にとってはありがたい精度です。

では、中小企業にとっておすすめの助成金についてご説明をします。
まず人材系でおすすめなのが、

  • 正社員コース
  • 人材育成コース
  • 健康診断コース
  • 賃金規定等共通化コース
  • 諸手当制度共通化コース

です。
これらの助成金の目的としては、有期契約労働者、短時間労働者、派遣労働者といった非正規労働者を企業内でキャリアップを図り、正社員化、人材育成、処遇改善の取組を実施した事業主に対して助成します。

各コースの内容

正社員コースと言うのは、有期契約労働者等を正規雇用労働者等に転換又は直接雇用した場合に支給される助成金です。この助成金は、一人あたり285,000円から最大720,000円が助成されます。人材育成コースは、有期契約労働者に対して、一般職業訓練や有期実習型訓練を実施した場合に助成されます。この場合1時間あたり760円〜960円の助成金が支払われます。健康診断コースは、有期契約労働者4人以上に健康診断を実施した場合に助成され、1事業所あたり380,000円〜480,000円助成されます。賃金規定等共通化コースは、有期契約労働者等と正社員との共通の賃金規定等を新たに規定・適用した場合には、1事業所あたり570,000円〜720,000円助成されます。最後に諸手当制度共通化コースも、有期契約労働者等と正社員との共通の諸手当制度を新たに規定・適用した場合には助成され、1事業所あたり380,000円〜480,000円助成されます。

このように雇用を促進させるという点で、厚生労働省の助成金制度は大変充実していますので、是非チェックしてみてください。